2022/09/28 09:57
【水目桜が●●●じゃない話】
食器やテーブルの材料によく使用される、水目桜(みずめざくら)という木があります。
名前から桜の一種と思われますが、実際はさくらではなく、ミズメというカバの木の仲間です。
日本人にも馴染みの深い桜に樹皮や木目調が似ていることからその名のようになりました。
木材的な話で言えば、ミズメは重く粘り気が強いため加工しやすいのが特徴です。
また流通量も少ないため希少性があります。
カバといえば木材でも有名ですが、主に使われるのはカバはウダイカンバやダケカンバという種類ですので、ミズメはカバの中でもランク上位ということです。
それにしても、混乱しやすいのでミズメと呼ぶといいかもしれませんね。
ちなみに、ミズメには別名もあるそうで、それが夜糞峰榛(ヨグソミネバリ)または梓(アズサ)だそうです。
梓という名前の方はいいですが、夜糞峰榛ってすごいですよね。。
ミズメとそのまま呼んだ方が良さそうです。
肌触りがよく美しい木目は使うごとに色合いが変わり、愛着が湧きます。
ぜひ一つミズメのものを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?